水面に映る花

現在やっているゲーム、興味ある事等についての不定期日記です。


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自室にて

寮を出る時に置いたままにしていた、オルゴールのネジを巻いてみる。
綺麗な音色が、数年たった今でも室内に流れる。
その音色を聴いていると、ここで過ごした記憶が少しずつ、よみがえってくる。

石段を初めて登った先に居た、あの人をはじめてみたのは、いつだっただろうか。
疲れきった私を、満面の笑みで迎え入れてくれた。
その人は、いつも元気で、皆を気遣って、常に優しい人だった。
自分よりも他人を優先し、寮をとても大切にしていた。
私もこんな人になりたい、と強く思うようになった。
ただ悲観に囚われているだけの自分を捨てるきっかけをくれた。

ある日、寮を出て行く私に、あの人はいつでも戻ってこれるように、
部屋はそのままにしておく、と笑顔で送り出してくれた。
私はその後、自分の結社を頑張った。


久し振りに入った自室は、とても綺麗だった。
本当に綺麗で…当時のままだった。
程なくオルゴールの音色は終わる。

オルゴールを手に取り、自室を出る。
石段に差し掛かった所で、寮へ振り向き、深く…頭を下げた。
我慢していたはずの涙が、地面にポツリ、と落ちる。

それは…まだ寒い日の事。

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